オランダ市民への第一歩④ ~BSNナンバーの取得 編~

※ 記事中の情報は2018年2月のものです.詳しくは大使館,オランダ移民管理局,現地銀行ページの情報などを参考にしてください.

どうも,やっと研究室にも街にも慣れつつあるある日です.
今回も真面目な記事担当として,オランダ市民への第一歩シリーズの4編目,BSNナンバーの取得についてまとめて行きます.

居住許可証の取得

現地電話番号の準備

銀行口座の開設

BSNナンバーの取得 (この記事)

 

BSNナンバーとは

そもそもBSNナンバーってなんなんだって話ですが,BurgerServiceNummer(市民管理ナンバー)と呼ばれるものです.日本でいうマイナンバー,アメリカでいう社会保障番号に近いもので,オランダ国内に在住する人は国籍問わず与えられます.そしてそのBSNナンバーを使って,携帯電話の契約,保険の契約,銀行口座の開設などができます.本当にどうでもいいですが,BSNのNがナンバーに当たるので,BSNナンバーだと市民管理ナンバーナンバーという意味になるのでわけわからないですよね.

 

BSNナンバーの取得

BSNナンバーは市役所で住民登録をすることでもらえます.留学,仕事に関係なく,オランダに4ヶ月以上滞在する場合に市民登録が必要になり,入国後5日以内に登録をする必要があります.(少しくらい遅れても大丈夫みたいです)

オランダ本土は12の州に分かれており,その州はさらに441の基礎自治体(Gemeente: ヘメーンテ)に分かれています.そして住民はそれぞれの管轄で管理されており,手続きの方法も少しずつ変わってきます.フローニンゲンの管轄はGemeente Groningenという自治体(市役所)になります.

まず,自治体とのアポイントメントをインターネットからとり,パスポート,賃貸契約書,居住許可証もしくはApproval Letterの控えなどを持って行きます.留学ではなく,仕事で行く場合はこれに加えてアポスティーユ付き戸籍謄本など他にも書類が必要になってきます.ネットの情報だと,対応してくれる人の優しさに当たり外れがあるらしく,ずっとドキドキしていました.

1月17日

必要なものをもって,マルティニ塔のすぐ近くにある自治体(英語: Municipality)にやってきました.予約していた時間より少し早く行きましたが,予約の時間までは呼ばれませんでした.


事前に埋めておいた住民登録の書類を渡して,後は対応してくれたおじちゃんの言う通りにパスポートや賃貸契約書をわたして,あっという間に手続きは終わりました.おじちゃんからは耳にタコができるほど「フローニンゲンから別の地域に引っ越す場合はちゃんと手続きしてね」と繰り返し言われました.でも優しいおじちゃんだった.

手続きさえ終わってしまえばあとはBSNナンバーが発行されるまで待つだけです.デン・ハーグやアムステルダムでは,登録した日にBSNナンバーが発行されるらしいですが,フローニンゲンでは後日郵送による通知になります.

2月7日
消印が1/31なのに,届いたのが2/7ってどう言うこと?って感じでしたが,だいぶ時間がかかってやっと,自治体から郵送でBSNナンバーが送られてきました.

よりによって中の書類は全部オランダ語なので,頑張って訳してください.(頑張って訳した割には大事なことは書いてありませんでした)

 

オランダ市民への第一歩

これで,居住許可も下り(居住許可証は受け取り待ち),オランダの電話番号も持ち,銀行口座も開設し,住民登録も終わったことになり,やっとオランダ市民に一歩近づいた気がします.実務訓練先としてオランダへは学生の派遣実績がなく,VISA申請から様々な手続きも全て開拓者として手探りの状態ではじめました.もし来年以降,留学や同じように実務訓練でフローニンゲンに滞在する人にとって,少しでも有益な情報を提供できたらと思っています.