ダルムシュタット滞在記②|住民登録・sim購入
この記事は2018年1月時の情報を基に記載しています.情報が古くなっている恐れがありますのでご注意ください.
前回の記事はこちら
ドイツでは原則居住して2週間以内(州によっては1週間かも)に住民登録(Anmeldung)をしなければなりません.
3ヶ月以上滞在しない旅行者ならばその義務はありませんが居住許可証がなければビザの申請も出来ないため留学等でいかれる方は注意が必要です.
また,2017年7月より施行された電気通信法の第11条(Telekommunikationsgesetz)により,ドイツ国内で入手したsimカードのアクティベートがややこしくなりました.
今回は住民登録・simカード購入について記していきます.
住民登録
住民登録は住民局(Einwohnermeldeamt, Bürgerbüro) と呼ばれる場所で行います.ダルムシュタットは後に訪ねることになる外人局(Ausländerbehörde)と同様に市役所(Rathaus)内にあるため移住後の手続きは全てここですることになります.
口コミを見ればドイツの役人がいかに親切じゃないかがわかります.見るのはやめましょう.どうせ現地で心が折れます.
さて,住民登録をするためにはまず予約をとる必要があります.予約なしでも行けるかもしれませんが時間がかかります.
予約はこちらから,全てドイツ語でかかれているので不安ならばインターン先の人に頼みましょう.実際に入力する内容は,申請人数・予約日付と時間・氏名・メールアドレスくらいです.予約を行うと確認のメールが届きますので記載されているリンクに飛ぶことで予約の本申請が完了します.
本申請を行うと,予約日時と共に予約番号が送られてきます.
ここで当日持参するものを確認しておきましょう.
・パスポート
・住民登録申請書
・賃貸契約書(Mietvertrag)
賃貸契約書に関しては自分の場合提出しませんでしたが,念のために大家さんと連絡を取って契約書を事前にもらっておきましょう.
特にWG等に住む場合は書類を誰からもらうか確認しておいた方がよいです.
申請書はこちらの右側,Formulare(フォーム)にあるWohnungsgeberbestätigungからダウンロードできます.こちらも現地の人に協力してもらって記入しましょう.
少しややこしいのがフォーム内のWohnungsgebersとEigentümerという存在.
Wohnungsgebersというのは実際に部屋を貸している人,Eigentümerは大家さんを表しています.
複雑かもしれませんがWohnungsgebersがEigentümerから部屋を借りて,さらにWohnungsgebersが余っている部屋を第三者に又貸ししているという状況がありえるためにこのような記述があります.
つまり,又貸しでなければWohnungsgebersはEigentümerと同じ人物を指します.
自分の場合は又貸しでしたのでそれぞれ違う人物の名前を記入しました.
上記の書類が用意できればあとは予約した時間に市役所に向かうのみです.住民局は市役所の1階(ドイツでは0階,入ってすぐのフロア)にあります.
時間になると市役所内にある電子掲示板に予約番号と部屋番号が表示されるのでノックして入室.
後は用意していた書類を提出し,いつ来たのか,結婚しているか等の質問に答えて以下のような住民登録書をもらい終了です.大体5分くらいで終わりました.
担当してくれたおばちゃんは終始ドイツ語で話しかけてきたのである程度質問の答えは用意しておくといいかもしれません.こっちが英語で話してもドイツ語で返してくるあたり鉄血魂を感じます.最後はFertigと(終了的なこと)言われました.
ともあれこれで住民登録は終わりです.もらった登録書はsimカードのアクティベートに必要なのでコピーをとっておきましょう.
また,後日Identifikationsnummer(日本でのマイナンバー的なもの)が郵送されてくるので郵便受けに名前を記載するのを忘れないように.
SIMカード購入
ドイツには3つの大手通信会社(Vodafone/O2/Telekom)とスーパー等で販売されているJa!mobile等のMVNOがあります.
スーバーでは普通にsimカードが販売されているので買うことはできますが,自力でのアクティベートは通信会社によっては出来ないこともあるため事前に調べることをおすすめします.
自分はO2のプリペイドsimを買おうと思っていたので街中にあるO2ショップへ行きましたが,ここには置いてないと言われること3件.パッケージは置いてあるのに.
仕方ないので家電量販店Saturnにいくことに.場所は市役所のすぐそばです.
見つけたプリペイドを片手に店員にアクティベートできるか尋ねるとパスポートと住民登録証の提示を求められました.
どうやら住所や氏名等を登録する必要があるようです.ここまで厳しくなっているのは移民の問題なのでしょうか.
そして手に入れたのがこれ.
パッケージを開ける前には1.25GBって書いてあったのに開けたら数字が減っていました.イリュージョン.
値段はsim代が10€で4週間で1GBの通信料,200分/通の通話/SMSプランが9.99€で付いていたので計19.99€.
日本で買ったイギリスのThreeというsimでは都市部以外で通信が繋がらない場合がありましたがこのsimであればLTE通信が可能です.
EUローミングもできますのでドイツ周辺国に出かける場合も使えます.
おそらくですが,電話/SMSについては4週間が過ぎても着信はできます.期限が切れたあとに試してみます.
またMein o2というアプリで残高の確認や追加,別プランの購入が出来るのですが,何故かインストールできませんでした.
しかたないのでウェブから行きましょう.
ログインIDにはsimの電話番号を入力します.このとき国番号の49を抜いて,0を入力することに注意してください.
初期パスワードはsimのアクティベート時にSMSで送られてきます.
ログインが出来たら以降はこのサイトでsimを管理していきます.
今回は文字多いな…次回はカラフルな記事書きたい
その③へ続く

豆腐とサラダチキン生活を送るも,一回の焼肉で腹を壊し今までの苦労を水に流す男。トイレだけに。
フィンランド留学時代は水がおいしくておなかも幸せでした。
フィンランド語とドイツ語と英語を流暢に話したい。
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