月: 2018年4月

オランダの魅力 キューケンホフ公園

※ 記事中の情報は2018年4月のものです.

どうもすっかりオランダ人に溶け込んだ,ある日です.

長期インターンシップ終了もいよいよ残り1ヶ月ちょっとに迫り、研究も終盤に差し掛かってきました。インターンの始まった1月は連日鼠色の空で少し憂鬱な気持ちにもなりましたが、オランダにも春がやってきて、今では街は活気にあふれ色あざやかな植物で溢れかえっています。

今回の記事ではオランダを代表する「キューケンホフ公園」について紹介したいと思います。

 

キューケンホフ公園とは

キューケンホフ(Keukenhof)はオランダのリッセに(Lisse)に位置する世界最大の花の公園であり、Keukenhofはオランダ語で「台所公園」を意味しています。総面積32ヘクタールの園地に植えつける花の球根は毎年700万球以上で、世界でも最大級の花の公園です。
公式ホームページより

毎年3月中旬から5月上旬までの期間限定で開園し、チューリップだけでなくスイセンやヒヤシンスなどの球根植物が咲き誇るオランダの一大観光スポットです。

実はキューケンホフ公園に行くのは人生で2度目ですが、今回は写真をたくさん撮ってきたので園内の様子や行き方などをまとめていきます。

 

キューケンホフへのアクセス

キューケンホフ公園はチューリップ畑が広がる自然豊かな南ホランドに位置しているため、公共交通機関を乗り継いで行く必要があります。ただ、公園の開演時期は主要な駅からバスで行くことができます。

バスが出ているのは

  • 1. アムステルダム・スキポール空港(Bus858)
  • 2. ライデン中央駅(Bus854)
  • 3. ハールレム駅(Bus50)

で、開園時期にはバスと公園への入場券が一緒になったコンビチケットなども売られています。現地で入場券を買おうとすると、長蛇の列に並ぶことになるので、コンビチケットや、インターネットでチケットを購入することをおすすめします。毎年世界中の観光客が公園にくるだけあって、スキポール国際空港からはすごい人数の観光客が押し寄せます。時間には余裕を!

今回は公園にもっとも近いライデン(Leiden)から朝イチのバスで向かいました。

 

キューケンホフ公園

4月21日
フローニンゲンから電車に揺られること4時間、ライデンまでやってきました。

これまでもオランダ国内の様々な都市を見てきましたが、ライデンはザ・オランダと言える様な運河と風車と花の風景が広がっており、本当にいい街でした。

翌日の戦い(公園散策)に備えて、この日は運河沿いで美味しい夕飯とお酒を堪能して、就寝しました。

本当はライデンの要塞や、豊かな運河の文化を紹介したかったのですが、記事がとてつもなく長くなりそうなので今回はこの辺にしておきます…

4月22日 朝7:30

今回公園を訪れた4月の下旬はチューリップのピークでもあり、同時に混雑のピークでもあることは事前にわかっていたので、比較的人の少ない午前中に向かいました。

ホテルの朝食が朝の8時からだったので、ホテルでの食事を諦め、仕方なく運河沿いのマックでチーズバーガーを買い、ライデン中央駅のバス停に向かいました。前日、ホテルの受付のお姉さんは8時前からバスは出ていると言っていましたが、行って見ると8:25が公園行きの始発でした。
キューケンホフの開園は8:00なので、本当に朝イチに入園したい場合は、車もしくはスキポール空港からのバスをおすすめします。

ライデンからキューケンホフまでは約30分の道のりで、バスには日本人をはじめとした様々な国の人で溢れかえっていました。会話を聞いている限りイギリスからの観光客(老夫婦)がたくさんいました。

8:45
チューリップ畑が広がる風景を車窓から眺め、公園に到着しました。

少し出遅れたこともあって、すでにたくさんの人が入場券売り場に並んでいました。

ちなみに日本語ではキューケンホフと言いますが、オランダ語の発音では ケウケンホッフ に近いので、キューケンホフと言ってもなかなか伝わりにくいかもしれません。

園内に入ったらまずみんな人の少ないうちに見たいエリアに向かいます。某ネズミの国みたいな感じです。


公式ホームページ Mapより

園内はブリティッシュガーデンの様なエリアや、池のエリアなど色々な見所があって、3時間あってもなかなか全部見切ることができません。


園内では一重咲きのチューリップから、ユリ咲きのアラジンなど様々な種類のチューリップを見ることができます。
そしてチューリップだけでなく、

スイセンもたくさん咲いています。

今回は乗りませんでしたが、公園の周りを流れる運河をボートで回ることもできます。

オランダといえば の木靴もあります。

9:30
この辺りから少しずつ人が増え始めました。花の美しさを文章で表現できるほどのセンスを持ち合わせていないので、この辺から写真メインで貼って行きます。

ヒヤシンスも見頃です

目玉焼き🍳

池とチューリップは本当に綺麗でした。

11:00

ミッフィーの作者ゆかりの地であるユトレヒト(Utrecht)が近いこともあって、園内にはミッフィーの遊具も

めっちゃチューリップ

カッコいいスイセン?

12:00
ピークの時間が近づき、どんどん人が増えてきました。人気のエリアは人ばっかりで、犬や車椅子の方も多いのでなかなか散策がしにくくなります。

園内の展示やイベントもあるので、オランダやチューリップの歴史の勉強もできます。(オランダ名物のストロープワッフルや、コロッケもあります!)

この日の最高気温が26度ということもあり、この辺りで撤収することにしました。
あまり知られてはいませんが、公園の外にはレンタサイクルもあり、周りにひろがるチューリップ畑や自然の中を自転車で巡ることができます。(とてもおすすめ)

自転車大国であると同時に高身長で有名なオランダなので、短足で背の低い日本人に合う自転車は少ないです。女性の場合は子供用の自転車に案内されていた人もいました。

自転車を借りて、1時間のサイクリングコースを走ってきました。海岸や自然保護区を走る4時間コースもあるので、体力と時間に余裕がある人はそちらもおすすめです。


海抜ゼロメートルの国とも言われるオランダはどこまでも平地が広がっているので、移動手段として自転車はとても合理的なのかもしれません、、

このサイクリングではどこまでも広がるチューリップやスイセン畑を見ることができます。

13:40

心地よい風を切りながらのサイクリングでしたが、園内を3,4時間も歩いていただけあって、さすがに疲れました。サイクリングを終えて、公園に帰ってくると入場を待つ観光客の列はさらに伸び、レンタサイクルを待つ人もかなり増えていました。
やはり開園初めや閉園近くの時間帯がベストみたいです。

 

最後に

一生に一度は訪れたい場所として度々テレビなどでも取り上げられるキューケンホフですが、本当にオススメの場所です。荒んだ心もすっかり浄化されてフローニンゲンに帰ってきました。

残りの1ヶ月も楽しんで頑張ります!

ダルムシュタット滞在記⑦|ドイツ料理

こんにちは.知らぬ間に卒業していたみたいです.
日本にいない間に目まぐるしく変わっていく環境に切なさを覚えます.

さて,今回は今までに食べた料理(ドイツ料理とは限らない)を紹介していきます.

Linseneintopf


レンズ豆のスープです(上の写真は豆じゃないかも).顎を破壊する程度の硬いパンとソーセージと一緒に食べます.
味付けは多種多様でヘルシーなのにお腹にたまるというダイエットするには最適な一品.

Spitzkohl

ロールキャベツ.日本と違うところはキャベツの表面を焼いて少し焦げ目をつけてあるところでしょうか.
外れなしにうまい.

Geschnetzeltes


ビーフストロガノフ.煮込み料理はたいていおいしいです.

Currywurst

ドイツの伝統的ジャンクフード,カレーソーセージ.ケチャップにカレースパイスをふんだんに使用して,フライドポテトとソーセージをからめて食べます.
暴力的にうまいってこういうことを言うんでしょうね.

Weißwurst

南部ドイツの伝統料理,白ソーセージ.焼かずに茹でて,皮を剥いてから食べます.ハーブが練りこまれていて味わい深いです.

Schweinebraten

ローストポーク.付け合わせのじゃがいもとの相性抜群です.あっさりしていて食べやすい.

Rinderroulade

牛肉の肉巻き.中にはピクルスやベーコン,玉ねぎなどが入っています.付け合わせのSauerkraut(紫キャベツの漬物)とKnödel(ジャガイモやパンから作られる団子)もドイツではよく目にします.

Schnitzel

いわゆるカツレツ.日本との違いは衣がやわらかくさっぱりとしている点.これがうまいんだなぁ.

これらは研究所や近くの大学の食堂で食べられます.メニューは日替わりでものによりますが大学だと2.5~4€,研究所だと4€~7€くらいですね.

壮大な飯テロをかました反動で胃袋が食を欲しています.よって今日はここまで.
空腹で倒れる前にさようなら.