ドイツ旅行日記 -6-

こんにちは,matsuです.前回のデュッセルドルフ・ケルン日帰り観光の続きで,今回はケルンでの観光について書いていきます.

ケルンへ

デュッセルドルフとケルンの行き来には Flixtrain を利用.たった3€でいけちゃいます.でも本数が少ないので帰りに乗り遅れないよう注意が必要です.

Frixtrain も Frixbus と同様に遅延がすごいです.30分以上遅れて到着しました.

Frixtrain も緑が特徴的

乗るときに駅員に予約QRコードの提示を要求されました.

電車の中についてですが,全体的に古めかしかったです.席とか結構ボロボロでした.wi-fiが使えたので全然気にしないです.

20分ちょっとでケルン中央駅に到着しました.
遅延のせいで時間も押しているので,さっさと駅から出ます.

駅構内の時点ででかいのが見えてます

ケルン大聖堂

駅を出るとすぐ左手にケルン大聖堂を拝見することができます.
生で見るとめちゃくちゃでかい.

写真に入りきらないくらいでかい!

すごくとげとげしているなというのが第一印象です.2本の大きな塔が特徴的ですね.
左上は修繕作業中のような状態になっていました.悔しい.
全体じゃなかっただけ良かったと言い聞かせます.

ケルン大聖堂は正式には “ザンクト・ペーター・ウント・マリア大聖堂” と言います.ケルン大聖堂としか聞いたことがなかったので印象が変わりますね.
建設期間は600年以上です.現在も未完の建造物である,スペインのサグラダファミリアでも建設期間は約100年なので,かなり長い年月をかけて作られていることがわかります.

大迫力な大きさに加え,かなり細かく作りこまれているので,遠くから見ても近くから見ても圧巻です.

荘厳な風貌をしています

想像以上で圧倒されましたが,すごいのは外観だけではないです.
中に入ると大きな身廊,ステンドグラス,祭壇など見どころがたくさんあります.

アーチ状の高い天井 観光客もたくさんいました


ステンドグラス 他にもいくつもあり,どれも美しいです


ドイツの画家 ゲルハルト・リヒターが制作した
モザイクアートのようなステンドグラスも見られます


寄付金を納めてろうそくに火を灯してきました

大聖堂の入場は無料です.また有料ですが,階段で塔へ上り,鐘塔を間近で見たり,てっぺんから眺望を楽しむこともできます.

時間がなかったので塔へは上りませんでしたが,大満足です.
駅のすぐ隣だったのでアクセスも最高でした.来てよかった.

ホーエンツォレルン橋

ケルン中央駅,ケルン大聖堂からすぐ近くにはホーエンツォレルン橋があります.これはライン川にかかった鉄橋で,長さ約400mあります.

ホーエンツォレルン橋の特徴として,この橋のフェンスには南京錠がたくさんつけられています.これは “愛の南京錠” と呼ばれており,この橋を訪れたカップルが南京錠に自分たちの名前やメッセージを刻んでフェンスに施錠し,鍵をライン川に投げるんだそうです.

ロマンチックですね.400mにびっしりと南京錠が施錠されていました.
またこの橋からケルンの街並みやライン川を一望でき,橋を渡った対岸はケルン大聖堂とホーエンツォレルンをいい感じに撮影できるため,人気のスポットとなっています.


南京錠が多すぎて少し狂気を感じました

カップルが橋に南京錠をつけるのはこの橋以外にも,パリやセルビアなどヨーロッパのいろんなところで見ることができます.
調べたら日本にも南京錠橋あるんですね.もう世界中で見れそうです.

カップル関連なんですけど,ドイツでは老若男女問わず,カップルや夫婦が公共の場でもがっつりキスします.人混みでも気にせず堂々とズキュウウウンします.子供もまったく気にしてない感じでした.
これが文化の違いですか.

駅前や観光地など人が多いところでは
どこを見てもこの光景が視界に入ってきます
痺れません

ただスーパーの中ではやめてほしいです.
欲しい商品の前で始められた場合,終わるまで待つのも嫌だし,かといって「ちょっとすみません」って遮ってしまうと後が怖い.
野菜コーナーで2組該当していた時が一番腹が立ちました.こっちは玉ねぎが欲しいだけなのに.

日常的な挨拶感覚なのかもしれませんが,すごいですね.



ホーエンツォレルン橋を見た後,ライン川に沿って歩いていきます.
川沿いの道では多くの人たちがジョギング,サイクリングしていました.ドイツでは運動している人をよく見かけます.

途中で雨が降ってきました.観光日和ですね.

次の目的地が見えてきました

ケルン・チョコレート博物館

個人的にケルンで一番行きたかったところに到着しました.
世界で最大のチョコレート博物館です.
工場見学もできます.食品・飲料の工場を見学すると作りたてのものを試飲食できますよね.小学生のときに行ったグリコやアサヒの工場見学が楽しかった記憶があるので,今回も楽しみです.

短い橋を渡って入口へ


入り口 土曜の昼間だったけどあんまり混んでませんでした


チョコケルン大聖堂

ここではスイスのチョコレートメーカー Lindt が製造を担当しているため,ショップや工場ではいろんなリンツのチョコを楽しむことができます.

ガイドツアーなどもあるようですが,その際はオンラインでの予約は必要となります.入場チケットを買うことで博物館・工場見学ができます.カフェやショップに行くだけなら買う必要はないです.

入場チケットを買うと,チョコレートも一緒にくれました.やった.

工場の前に博物館で展示物を見学していきます.ここではカカオ・チョコの製造や消費の歴史についていろいろ展示されていました.

ドイツのチョコレートの生産量・消費量は世界トップなんですね.

ぶっちぎりのGermany


また,カカオが実際に栽培されている温室空間もありました.自動ドアが2重になっており,中は湿潤な環境が整っていました.


カカオがどれかよくわからないから適当に撮ったの図1


カカオがどれかよくわからないから適当に撮ったの図2


カカオかと思ったらバナナ図

中に入ると生暖かくてじっとりした空気が.
日本の梅雨,もしくは真夏の夕立後を思い出しました.

ドイツの冬は雨に降られてもすぐ乾いちゃうくらい乾燥しているので,このじめじめ感久しぶりだなーと思わされた空間でした.


他にも展示物を色々見て回っていると,だんだんチョコチョコしいいい香りがしてきました.わくわくしてきます.


匂いにつられて工場のエリアへ.
ここでは実際にリンツのチョコが液体の状態から型抜きされるまでの工程を見ることができます.

工場の一部 出来立てのつまみ食いも

型抜き後のチョコがベルトコンベアで流れるあたりにボタン設置されています.
このボタンが青色のときにぽちっと押すと出来立てを1つ食べることができます.

最高かよ

うまうま

最高すぎるので,知らない子供たちに紛れて4周くらいしました.
見学者数も少なかったのでほぼボタン押し放題だったんですけど,あんまりここにずっといると変な目で見られそうなのでこのくらいで.


もっとおもしろいのもありました.

カカオ・チョコレートの噴水

入り口にもチョコレートの噴水みたいなのがあったんですけど,こっちにはもっと大きな噴水が,しかもこのチョコも試食できます.

ちょうだいアピールをしているとお姉さんがウエハースにチョコをつけて渡してくれます.

うまうま

工場エリアを堪能したら次は2階へ.
2階ではチョコレートのデコレーションなどの製造過程を見ることができます.

ペンギンチョコ かわいい


オウムチョコ 高そうです

また,ここではチョコレートのトッピングをカスタマイズし,自分オリジナルのチョコを作ることもできます.
板チョコのベースとなるチョコ (ミルクとかホワイトとか) に,20種類以上のトッピングを4つまで選んで注文できます.

個々の注文用紙に記入してレジの方に渡します


今回はミルクチョコをベースに
・オレンジピールキャンディ
・ヘーゼルナッツ
・ハリボーゴールドベア
・キャラメルクッキーボール
を選んでみました.ハリボーグミもトッピングに含まれてました.さすがドイツ.

注文用紙を渡して会計を済ますと,30分後に取りに来てといわれました.


トッピングたち


注文したチョコが作られる様子を見ることができます

時間潰しもかねて3階へ.
3階は展示コーナーとなっており,昔販売されていた商品パッケージや広告などが展示されていました.


いろんな商品が並んでます


チョコの自動販売機みたいなやつ
お金入れてレバーをぎゅーって引っ張るとチョコが出てきます




博物館・工場見学を終えた後はカフェに直行しました.
チョコケーキがたくさん.

カプチーノとチョコケーキ
カプチーノに入れる用のチョコはもちろんリンツ

美味しかったです.チョコケーキが2,3口食べただけでもういいやってなるくらい濃厚でした.
続いてショップへ.

ショップにはいろんな味のリンツチョコが並んでます

ゲームコントローラーや工具の形をしたチョコも



短い時間でしたが満喫できました.
カフェとショップはタダで入れるので博物館に興味がない人も十分行く価値ありです.チョコが好きな方はぜひ.


雨やんでないかなーと思ったけどまだ降ってました.でも小雨だったから帽子をかぶれば大丈夫.
自分は徒歩できましたが,バスや小っちゃい列車みたいなのも中央駅前から出ています.


中央駅前⇔チョコ博物館を通るミニ列車

でもお金ないので帰りも徒歩です.



帰りは20:30分発の Flixbus でダルムシュタットへ.1時間遅延しました!

寄りたかったレストランが入り口まで溢れんばかりの客数だったので断念し,バス待ちがてら駅構内でホットドッグを購入.


はみだしすぎホットドッグ


ドイツの交通機関の利用にも慣れてきました


これでデュッセルドルフ・ケルン日帰り観光は終了になります.

デュッセルドルフとケルンには有名な観光場所が多いこともあり,たくさんの人でにぎわっていました.
あまり治安が良くないと聞いていたので夜歩き回るのが少し不安でしたが,特に何か巻き込まれるといった面倒毎は起こらなくてよかったです.
ただホームレスや歩きたばこしてる人が多いなーと思いました.
ケルン大聖堂前で布団を敷いている人もいました.すごいとこに住んでますね.
個人的にはダルムシュタットの方が住みやすいと思いました.

あと,日帰りじゃない方が良かったと後悔しています.時間が全然足りませんでした.実際に行ってみるといろいろ寄り道したいところができたし,ケルン大聖堂の塔も昇ってみたかったので,1泊2日がちょうどいいかもしれないです.


ここまで読んでいただきありがとうございました.
Tschüss 🙂