カテゴリー: オランダ

オランダ滞在日記①

アムステルダム中央駅

はじめまして

投稿が遅くなりまして,申し訳ございません.オランダのフローニンゲン大学にて実務訓練中のshimizuです.オランダに来てから約1ヵ月が経ち,こっちでの生活にもだいぶ慣れました.初めての海外ということもあり,不安ばかりでしたが何とか生活できています.これからは,時間を見つけてブログも更新していきたいと思っていますので,よろしくお願いします.

出発

出発の日,一人で飛行機すら乗ったことがない私は不安でいっぱいでした.荷物がなくなったら……飛行機に乗り遅れたら……変なこと言って別室に連行されたら……
しかし,飛行機の手続きって思っていたより簡単で,無知な私でも難なく出国できました!

たくさんの船

利用した航空会社は大韓航空!周りの方々の評判はあまり芳しくないようでしたが,大満足でした.料理もおいしいし,映画も見れて,ゲームもできる.何よりCAが綺麗な方ばかり!!機会があれば,また是非利用したいと思いました.

朝はパンとヨーグルトとフルーツ
夜はラザニアみたいなパスタかパスタみたいなラザニア

残念ながら,皆さんお待ちかねのCAの写真はございません.

到着

飛行機に乗ってから乗り継ぎも含めおよそ17時間,無事アムステルダム・スキポール空港へ到着しました.

アムステルダムの夜

到着してすぐに,一番の難関だと考えていた入国審査が待ち構えていました.
審査官「勉強しに来たの?」
自分「はい,勉強です」
審査官「滞在期間は?」
自分「2ヵ月です」
審査官「はい,いいよー」
え…こんなに簡単に入国できるとは.尋問のような質問攻めを想像していたので,拍子抜けでしたね.

スキポール空港からフローニンゲンの自宅までは,電車2時間とバス20分で向かいます.オランダでは,電車・バス・トラムなどの公共交通機関を利用する際にov-chipkaartがあると便利です.自動券売機で購入・チャージすることができ,乗車駅と降車駅でピッとするだけで何にでも乗ることができます (日本のSuicaやICOCAのような).使用履歴や残高もアプリで確認することができ,オランダで生活するには必需品ですね!
注意点として,電車に乗るには20€,バスに乗るには4€が最低チャージされていないと使えません.また,自動券売機では紙幣が使えず,硬貨かクレジットカードでしか支払いができません.クレジットカードの挿入口から必死に紙幣を入れようとして後ろの人に笑われたのは内緒

こんな感じのカード

驚いたのは,電車もバスもWiFiがあることです.電車では,WiFiに接続すると到着予定駅や到着予定時刻などを確認でき,バスでは,充電用のUSBポートも設置されています.また,ほとんどのデパートやレストランにもWiFiがあります.日本もオリンピックに向けてこうならないかなと感じました.

住むところに着いたのは,22:40ごろ.寮の鍵を貰うための待ち合わせ時間は23:00.ちなみに住むところは↓な感じ.

留学生とかが住む寮みたいなとこ

22:40「待ち合わせまで,入口っぽいところで待つか」
22:50「時間ちょうどに来るのかな」
23:00「外国人は時間にルーズっていうし,もうちょっと待とう」
23:10「あれ?これ入口じゃない?建物あってる?」
連絡手段もメールしかなく,送っても返ってこない.不安になり,周囲をグルグル回るが誰もいない.結局24:00ごろまで探しまわったが誰にも会えなかった.チェックインは諦めて野宿でもしようかと思ったけれど,このときの気温は2度.スーツケースもあるし,野宿は怖いということで急遽ホテルをとって一泊.24時間チェックインできるホテルがあって助かった…

綺麗でいいとこ!深夜にテレビでイナズマイレブンやってた

次の日,無事に寮の鍵は受け取ることができました.後から話を聞いてみると,23:00ごろにはちゃんと待っていたそうで,おそらく歩き回ってるときに入れ違いになったのかと.

そんなこともありましたが,体調も崩すことなくオランダでの生活を満喫しています.投稿が遅れ,周りの方々に心配をおかけしましたがshimizuは無事です.次回は,オランダの観光地について紹介したいと考えてますので,楽しみにお待ちいただければ幸いです.

最後まで読んでいただき,ありがとうございます.それでは!

オランダの魅力 キューケンホフ公園

※ 記事中の情報は2018年4月のものです.

どうもすっかりオランダ人に溶け込んだ,ある日です.

長期インターンシップ終了もいよいよ残り1ヶ月ちょっとに迫り、研究も終盤に差し掛かってきました。インターンの始まった1月は連日鼠色の空で少し憂鬱な気持ちにもなりましたが、オランダにも春がやってきて、今では街は活気にあふれ色あざやかな植物で溢れかえっています。

今回の記事ではオランダを代表する「キューケンホフ公園」について紹介したいと思います。

 

キューケンホフ公園とは

キューケンホフ(Keukenhof)はオランダのリッセに(Lisse)に位置する世界最大の花の公園であり、Keukenhofはオランダ語で「台所公園」を意味しています。総面積32ヘクタールの園地に植えつける花の球根は毎年700万球以上で、世界でも最大級の花の公園です。
公式ホームページより

毎年3月中旬から5月上旬までの期間限定で開園し、チューリップだけでなくスイセンやヒヤシンスなどの球根植物が咲き誇るオランダの一大観光スポットです。

実はキューケンホフ公園に行くのは人生で2度目ですが、今回は写真をたくさん撮ってきたので園内の様子や行き方などをまとめていきます。

 

キューケンホフへのアクセス

キューケンホフ公園はチューリップ畑が広がる自然豊かな南ホランドに位置しているため、公共交通機関を乗り継いで行く必要があります。ただ、公園の開演時期は主要な駅からバスで行くことができます。

バスが出ているのは

  • 1. アムステルダム・スキポール空港(Bus858)
  • 2. ライデン中央駅(Bus854)
  • 3. ハールレム駅(Bus50)

で、開園時期にはバスと公園への入場券が一緒になったコンビチケットなども売られています。現地で入場券を買おうとすると、長蛇の列に並ぶことになるので、コンビチケットや、インターネットでチケットを購入することをおすすめします。毎年世界中の観光客が公園にくるだけあって、スキポール国際空港からはすごい人数の観光客が押し寄せます。時間には余裕を!

今回は公園にもっとも近いライデン(Leiden)から朝イチのバスで向かいました。

 

キューケンホフ公園

4月21日
フローニンゲンから電車に揺られること4時間、ライデンまでやってきました。

これまでもオランダ国内の様々な都市を見てきましたが、ライデンはザ・オランダと言える様な運河と風車と花の風景が広がっており、本当にいい街でした。

翌日の戦い(公園散策)に備えて、この日は運河沿いで美味しい夕飯とお酒を堪能して、就寝しました。

本当はライデンの要塞や、豊かな運河の文化を紹介したかったのですが、記事がとてつもなく長くなりそうなので今回はこの辺にしておきます…

4月22日 朝7:30

今回公園を訪れた4月の下旬はチューリップのピークでもあり、同時に混雑のピークでもあることは事前にわかっていたので、比較的人の少ない午前中に向かいました。

ホテルの朝食が朝の8時からだったので、ホテルでの食事を諦め、仕方なく運河沿いのマックでチーズバーガーを買い、ライデン中央駅のバス停に向かいました。前日、ホテルの受付のお姉さんは8時前からバスは出ていると言っていましたが、行って見ると8:25が公園行きの始発でした。
キューケンホフの開園は8:00なので、本当に朝イチに入園したい場合は、車もしくはスキポール空港からのバスをおすすめします。

ライデンからキューケンホフまでは約30分の道のりで、バスには日本人をはじめとした様々な国の人で溢れかえっていました。会話を聞いている限りイギリスからの観光客(老夫婦)がたくさんいました。

8:45
チューリップ畑が広がる風景を車窓から眺め、公園に到着しました。

少し出遅れたこともあって、すでにたくさんの人が入場券売り場に並んでいました。

ちなみに日本語ではキューケンホフと言いますが、オランダ語の発音では ケウケンホッフ に近いので、キューケンホフと言ってもなかなか伝わりにくいかもしれません。

園内に入ったらまずみんな人の少ないうちに見たいエリアに向かいます。某ネズミの国みたいな感じです。


公式ホームページ Mapより

園内はブリティッシュガーデンの様なエリアや、池のエリアなど色々な見所があって、3時間あってもなかなか全部見切ることができません。


園内では一重咲きのチューリップから、ユリ咲きのアラジンなど様々な種類のチューリップを見ることができます。
そしてチューリップだけでなく、

スイセンもたくさん咲いています。

今回は乗りませんでしたが、公園の周りを流れる運河をボートで回ることもできます。

オランダといえば の木靴もあります。

9:30
この辺りから少しずつ人が増え始めました。花の美しさを文章で表現できるほどのセンスを持ち合わせていないので、この辺から写真メインで貼って行きます。

ヒヤシンスも見頃です

目玉焼き🍳

池とチューリップは本当に綺麗でした。

11:00

ミッフィーの作者ゆかりの地であるユトレヒト(Utrecht)が近いこともあって、園内にはミッフィーの遊具も

めっちゃチューリップ

カッコいいスイセン?

12:00
ピークの時間が近づき、どんどん人が増えてきました。人気のエリアは人ばっかりで、犬や車椅子の方も多いのでなかなか散策がしにくくなります。

園内の展示やイベントもあるので、オランダやチューリップの歴史の勉強もできます。(オランダ名物のストロープワッフルや、コロッケもあります!)

この日の最高気温が26度ということもあり、この辺りで撤収することにしました。
あまり知られてはいませんが、公園の外にはレンタサイクルもあり、周りにひろがるチューリップ畑や自然の中を自転車で巡ることができます。(とてもおすすめ)

自転車大国であると同時に高身長で有名なオランダなので、短足で背の低い日本人に合う自転車は少ないです。女性の場合は子供用の自転車に案内されていた人もいました。

自転車を借りて、1時間のサイクリングコースを走ってきました。海岸や自然保護区を走る4時間コースもあるので、体力と時間に余裕がある人はそちらもおすすめです。


海抜ゼロメートルの国とも言われるオランダはどこまでも平地が広がっているので、移動手段として自転車はとても合理的なのかもしれません、、

このサイクリングではどこまでも広がるチューリップやスイセン畑を見ることができます。

13:40

心地よい風を切りながらのサイクリングでしたが、園内を3,4時間も歩いていただけあって、さすがに疲れました。サイクリングを終えて、公園に帰ってくると入場を待つ観光客の列はさらに伸び、レンタサイクルを待つ人もかなり増えていました。
やはり開園初めや閉園近くの時間帯がベストみたいです。

 

最後に

一生に一度は訪れたい場所として度々テレビなどでも取り上げられるキューケンホフですが、本当にオススメの場所です。荒んだ心もすっかり浄化されてフローニンゲンに帰ってきました。

残りの1ヶ月も楽しんで頑張ります!

フローニンゲン滞在記①|日本の本を取り寄せる

※ 記事中の情報は2018年3月のものです.

どうもオランダ人になりつつある,ある日です.

海外実務訓練が始まって早3ヶ月弱,すっかり海外での研究生活にも慣れ,次第に時間を持て余すようになってきました.日中はすごく忙しいのに,寮に帰り食事とシャワーを済ませてしまうと長すぎる余暇が待っています.

テレビもゲームも本一冊すらない殺風景な部屋で,ただただパソコンに向かって時間を潰すのもアレなので,「なにか有意義に時間を使おう」と心に決めました.

↑ 殺風景な部屋

 
せっかく勉強に集中できる時間と環境があるので,前々から取りたかった 第一級アマチュア無線技士の資格勉強をすることにして,有志の方々がインターネット上にまとめている過去問や解説を見て勉強を始めました.

しかし勉強を始めて数日,思ったように内容が頭に入らず,パソコン・スマホとデジタルの世界で生きている情報系の学生であるにも関わらず電子書籍や電子資料での勉強は向いていないことにいまさら気がつきました….
表示媒体が文章理解と記憶にどのように影響を及ぼすかはわかりませんが,勉強するなら紙の本を開いて読みたいアナログ人間です.

 

海外で日本の本を読む方法

海外で日本の本を読む方法としては,

  • 1. 電子書籍として購入し読む
  • 2. 現地の日本書籍を扱う本屋で購入
  • 3. Amazonなどで購入し海外に送ってもらう

などいくつか方法はあると思います.普通の読み物であれば電子書籍で十分なのですが,今回は勉強が目的なので現物を手に入れる他ありません.ロンドンやパリ,アムステルダムなどの大都市では日本語の本を扱う専門の本屋さんはあるので,実際に店舗まで出向き購入するのもありだと思います.
ですが,今回買う本は専門書で,しかも日本でも若干マニアックな分類に入るアマチュア無線の本なので,海外の書店では取り扱っていないことがほとんどです.

最後に残った 「3.Amazonなどで購入し海外に送ってもらう」ですが,これも注意が必要です.
手数料・配送料・消費税がバラバラで金額も決して安いとは言えません,そして税関で引っかかることも多々あります(経験あり).

今回は安く海外発送をしてくれるhonto(書籍ストア)を利用しました.

 

発送方法

発送方法は4種類の中から選べるので,届くまでの日数と金額を考慮して決めるといいかと思います.

1.国際エクスプレスメール便(EMS)…追跡可・補償あり
  • 出荷からおよそ3~5日でお届け
  • 高い 送料の目安はこちら
2.航空便…追跡不可・補償なし
  • 出荷からおよそ10日~2週間でお届け
  • そこそこ高い 送料の目安はこちら
3.エコノミー航空郵便(SAL)…追跡不可・補償なし
  • 出荷からおよそ1週間~2ヶ月でお届け
  • 一部の国への配送はできない
  • 比較的安い 送料の目安はこちら
4.船便…追跡不可・補償なし
  • 出荷からおよそ1ヶ月~3ヶ月でお届け
  • 安いけど時間がかかる 送料の目安はこちら

 
お財布と相談して,はじめは エコノミー航空郵便 で日本から本を送ってもらうことにしましたが,オランダKLM航空のストライキのせいで,到着予定日が未定になってしまったので注文をキャンセルし,通常の航空便 で再度注文しました.国によって推奨される発送方法も違うのでよく調べてから注文してください!

日本からオランダまで航空便送料が約2000円弱でした.専門書2冊で900gもあったので少し高かったですが,エコノミー航空郵便 が使える国ではそちらの方がオススメです.

hontoのいいところは何と言っても書籍代と配送料しかかからないことです.Amazonなどの海外発送ではこれに加えて,日本の消費税や手数料もかかり,梱包も少し残念なこともあります.

 

本の受け取り

注文からちょうど10日後,寮の郵便受けに見慣れないダンボールが乗っかっていました.

開けて見ると緩衝材やビニール袋で防水加工も施されている本が出てきました.

質の高い日本の配送業者と違って,海外では荷物は平気で蹴られ投げられ,雨の中に置き去りにされます.
なので,これだけ丁寧に梱包してもらえると安心です.そして,写真にもあるように Printed Matter (印刷物)として配送してくれるので,関税で引っかかることもほとんどありません(たぶん).

 

最後に

なんかhontoの宣伝みたいな記事になってしまいましたが,実際いろんなサービスを利用した中ではホントにオススメです.
(専門書だけじゃなくて,日本の雑誌や漫画も買えばよかったー…)

残り半分の海外実務訓練も有意義なものになるように頑張ります!今回はこの辺で

↑ 毎日少しずつ進めて,半分ほど終わりました

実務訓練日記④ ~フローニンゲン滞在編①~

前回の記事はこちら↓

実務訓練日記③~ロンドン旅行編②~

どうも、yumaです。前回の日記でようやくロンドン旅行も終わり、遂にフローニンゲンでの実務訓練が始まるぞといったところです。まあ、1か月前の話になるんですけどね。なので、覚えてる範囲でフローニンゲンでの出来事を書いていこうかなと思います。

フローニンゲンへ

ロンドン旅行が終わり、スキポール空港へと帰ってきました。時刻はお昼ごろだったでしょうか。朝ごはんも食べてなくてさすがにお腹ペコペコだったので、空港にあるバーガーキングで昼食を食べることに。

実は日本でバーガーキングを食べたことがないため、初バーガーキングをオランダで迎えてしまったことになります。初バーガーキングの感想ですが、日本のマクドナルドの5倍ぐらいおいしかったです。

その後オランダのバーガーキングアプリをDLして激安クーポンが使えるようになり、今ではフローニンゲン市内でクーポンを使いまくるバーガーキングマスターとなりました。ロングチキンが約2ユーロで食べられるので、昼飯どうしようかなーってときに気づいたら買ってしまってるんですよね。バーガーキングが徒歩1分のところにあるのが悪い。大好きバーガーキング。

お腹も満たされたところで、アムステルダム中央駅に荷物を取りに戻り、実務訓練先であるフローニンゲン行きの電車へ…とその前に、オランダにもロンドンのOystarカードのようなICカードが存在するという話を聞いていたので、それを作りに行きます。そして作ったものがこちら。

 

OV-chipkaartっていいます。アムステルダム中央駅に発券器があるので、7.5ユーロ払えばすぐに発券できます。この中にお金を入れて読み取り機にかざすと勝手にお金ひかれて移動が楽にできるって点は他のICカードと同じなんですけど、いくつか注意点があります。

  1. 電車移動の際には残高が20ユーロ以上必要
  2. 残高が30ユーロ以下でないと払い戻しが出来ない
  3. アムステルダム中央駅では改札口とプラットホームの両方に読み取り機が存在しているため、間違って改札口とプラットホームの両方にカードをかざしてしまうとひどい目に遭う

1, 2から、OV-chipkaartを使う場合は残高を20~30ユーロの範囲内にキープしておいた方が良いです。また、3の「ひどい目に遭う」について、どのような目に遭うのか”実体験“を元に説明します。

OV-chipkaartは乗車駅で読み取り機にかざしてチェックイン、降車駅で読み取り機にかざしてチェックアウトすることでその間の料金が引き落とされるという仕組みになってます。しかし、アムステルダム中央駅のような改札口とプラットホームに読み取り機がある場所でその両方にカードをかざしてしまうと、アムステルダムでチェックインして、アムステルダムでチェックアウトしたことになります。つまり、その後電車に乗ってしまうと、無賃乗車してることになります。また、電車内では無賃乗車を防ぐために乗務員がカードのチェックをしに回ってくることがあります。そこで無賃乗車が発覚した場合は50ユーロの罰金を払うことになってしまうので注意しましょう。

僕たちもアムステルダム中央駅で同じようなミスをやらかしてしまい、罰金50ユーロをフローニンゲン駅で払うか次の駅で降りるどちらか選べと言われてしまいました。本来なら罰金の選択肢しかないと思うんですけど、aruhi君の対応によって「次の駅で降りる」という選択肢を選べるようになりました。降りた駅からフローニンゲン駅までちょっとしか無かったので結果かなり安く乗れてしまいましたが、皆さんオランダに行く際は気を付けてくださいね。

てことで、2時間ほど電車に揺られ…

遂に到着しました。

フローニンゲン!!

やっぱヨーロッパの駅っていいですよね。なんかこう、いかにもヨーロッパって感じで (語彙力不足)。

で、僕たちの住居は駅近くのとこにあるので、自分の部屋に重たい荷物を下ろして、ようやくお休みって感じです。

そこからは朝起きて研究室行って夕方帰って買い物して…っていうごく普通の生活を繰り返してます。

あ、でもちゃんとフローニンゲンも観光したんですよ。例えば…

ここ登りました。マルティーニ塔っていいます。

この塔は500年前に建てられたもので、フローニンゲンにいると必ずこの塔の鐘の音が聞こえてきます。なかなかいい音なんですよ、これが。ただ普通鐘の音って鳴る時間決まってると思うんですけど、よく分からないんですよね。鐘の音が聞こえてきたからもう12時なのかなーと思って時計見たら11時56分とかね。

この塔を登るためには、塔の前にある観光案内所で入場に必要なコインを買います。いくらか忘れちゃいましたけど、結構安かったと思います。

その後、入り口にコインを入れてこの狭い階段を1歩1歩登っていきます。わりと多くの人がここの塔の中にいて、狭い階段を道を譲ったり譲られたりしながら登りました。

一番上に登れば、フローニンゲンの街並みを一望できます。

あとは塔のてっぺんにある時計を裏から見ることができます。一部のマニアが喜びそう。

頂点にはフローニンゲンにその音を響かせる大きな鐘もあります。カリヨンっていうらしいです。なんでカリヨンを中心に写真撮らなかったんですかね、何を考えて撮ったんですかねこの写真。

で、マルティーニ塔を降りた後は近くの広場でオランダ名物の「kibbeling」とフリッツを食べました。「kibbeling」はタラの白身に衣をつけて揚げたやつです。おいしいですよ。フリッツはフライドポテトと同じです。最後にケチャップをポテトに直にかけてくれるんですけど、これがめっちゃ多くて最後の方はほぼケチャップ食べてる感じでした。最後以外はおいしかったです。

ちなみにこのkibberingとフリッツは毎週火・金・土曜日に開かれる野菜や魚を売るマーケットの中で売ってます。また、マーケットがやっていない日にもたまに売ってたりしますけどそれがいつかはちょっと分からないです。

とまあ、1月のフローニンゲンはこんな感じでしたかね。いや、もっと色々やってるんですけど全部書いてたら終わらないので…。あ、もちろん研究はやってますよ。遊んでばかりではないです。一応実務訓練なんでね。

てことで今回はこの辺で終わります。次の記事ではまたフローニンゲンについて・・・ではなく研究室の先生方と一緒にドイツとノルウェーに行ってきたのでそれについて書いていこうかなと思います。果たして実務訓練期間中に書き終わるのでしょうか。心配です。

それではまた。

 

オランダ市民への第一歩④ ~BSNナンバーの取得 編~

※ 記事中の情報は2018年2月のものです.詳しくは大使館,オランダ移民管理局,現地銀行ページの情報などを参考にしてください.

どうも,やっと研究室にも街にも慣れつつあるある日です.
今回も真面目な記事担当として,オランダ市民への第一歩シリーズの4編目,BSNナンバーの取得についてまとめて行きます.

居住許可証の取得

現地電話番号の準備

銀行口座の開設

BSNナンバーの取得 (この記事)

 

BSNナンバーとは

そもそもBSNナンバーってなんなんだって話ですが,BurgerServiceNummer(市民管理ナンバー)と呼ばれるものです.日本でいうマイナンバー,アメリカでいう社会保障番号に近いもので,オランダ国内に在住する人は国籍問わず与えられます.そしてそのBSNナンバーを使って,携帯電話の契約,保険の契約,銀行口座の開設などができます.本当にどうでもいいですが,BSNのNがナンバーに当たるので,BSNナンバーだと市民管理ナンバーナンバーという意味になるのでわけわからないですよね.

 

BSNナンバーの取得

BSNナンバーは市役所で住民登録をすることでもらえます.留学,仕事に関係なく,オランダに4ヶ月以上滞在する場合に市民登録が必要になり,入国後5日以内に登録をする必要があります.(少しくらい遅れても大丈夫みたいです)

オランダ本土は12の州に分かれており,その州はさらに441の基礎自治体(Gemeente: ヘメーンテ)に分かれています.そして住民はそれぞれの管轄で管理されており,手続きの方法も少しずつ変わってきます.フローニンゲンの管轄はGemeente Groningenという自治体(市役所)になります.

まず,自治体とのアポイントメントをインターネットからとり,パスポート,賃貸契約書,居住許可証もしくはApproval Letterの控えなどを持って行きます.留学ではなく,仕事で行く場合はこれに加えてアポスティーユ付き戸籍謄本など他にも書類が必要になってきます.ネットの情報だと,対応してくれる人の優しさに当たり外れがあるらしく,ずっとドキドキしていました.

1月17日

必要なものをもって,マルティニ塔のすぐ近くにある自治体(英語: Municipality)にやってきました.予約していた時間より少し早く行きましたが,予約の時間までは呼ばれませんでした.


事前に埋めておいた住民登録の書類を渡して,後は対応してくれたおじちゃんの言う通りにパスポートや賃貸契約書をわたして,あっという間に手続きは終わりました.おじちゃんからは耳にタコができるほど「フローニンゲンから別の地域に引っ越す場合はちゃんと手続きしてね」と繰り返し言われました.でも優しいおじちゃんだった.

手続きさえ終わってしまえばあとはBSNナンバーが発行されるまで待つだけです.デン・ハーグやアムステルダムでは,登録した日にBSNナンバーが発行されるらしいですが,フローニンゲンでは後日郵送による通知になります.

2月7日
消印が1/31なのに,届いたのが2/7ってどう言うこと?って感じでしたが,だいぶ時間がかかってやっと,自治体から郵送でBSNナンバーが送られてきました.

よりによって中の書類は全部オランダ語なので,頑張って訳してください.(頑張って訳した割には大事なことは書いてありませんでした)

 

オランダ市民への第一歩

これで,居住許可も下り(居住許可証は受け取り待ち),オランダの電話番号も持ち,銀行口座も開設し,住民登録も終わったことになり,やっとオランダ市民に一歩近づいた気がします.実務訓練先としてオランダへは学生の派遣実績がなく,VISA申請から様々な手続きも全て開拓者として手探りの状態ではじめました.もし来年以降,留学や同じように実務訓練でフローニンゲンに滞在する人にとって,少しでも有益な情報を提供できたらと思っています.

オランダ市民への第一歩③ ~銀行口座の開設 編~

※ 記事中の情報は2018年2月のものです.詳しくは大使館,オランダ移民管理局,現地銀行ページの情報などを参考にしてください.

どうも,真面目な記事担当のある日です.
今回はオランダ市民への第一歩シリーズの3編目として,オランダに住むために必要不可欠な銀行口座の開設について書いて行きます.

居住許可証の取得

現地電話番号の準備

銀行口座の開設 (この記事)

BSNナンバーの取得

 

現地銀行口座はそもそも必要か

長期で海外に滞在する場合,必ずしも現地の銀行口座が必要ということはないと思います.日本で契約したクレジットカードで決済をしたり,(オススメはしませんが)キャッシングをすればカード文化のヨーロッパであれば問題なく生活できます.しかしながら,留学やビジネスでオランダに行く場合は,現地銀行口座の必要性はすごく高くなります.

前の記事で書いたように,オランダでは居住許可申請の際に,経済的能力を証明するために滞在月数×900€の大金を現地の学校や企業に送金する必要があります.
(補足: 他の国と同様に日本国内の銀行口座の残高証明を発行する方法もありますが,申請の難易度が桁違いに高いです)

そして,後に送金した大金を返してもらうためには,ヨーロッパもしくはオランダに口座がある必要があります.なので,現地に到着したら早めに銀行口座を作った方が何かと便利です.そこで今回は,銀行選びのポイントや注意点をまとめて行きたいと思います.
(補足: VISAや居住許可申請のあと,日本の銀行口座に返金してもらうこともできますが,2ヶ月ほどの時間と二重の手数料がかかるのでオススメしません)

 

銀行選び

オランダ国内には日本と同じように有名な銀行がいくつあり,街中で見かけるのはほとんど以下の3種類の銀行です.

  • ING Bank HP
  • ABN AMRO HP
  • Rabobank HP

オランダやヨーロッパでは何をするにもまずはアポイントメントを取る必要があり,銀行口座の開設も例外ではありません.しかし,ING Bankのみ,予約不要で店舗に出向くだけで口座開設ができます.また,Rabobankは基本的にWebページ,アプリがオランダ語であるのに対して,ING BankABN AMROは英語のホームページもあったりと,日本人にも優しい仕様になっています.僕は手続きの手軽さと,オランダで最も口座開設者数が多いことで有名なING Bankで口座を開設しました.

 

店舗での口座開設

口座開設にあたり,必要なものは

  • パスポート
  • 住所
  • オランダ国内の電話番号
  • BSNナンバー
  • 居住許可証もしくはApproval Letterの控え

です.BSNナンバーに申請についての記事はまだ書いていませんが,オランダにおけるマイナンバーみたいなものです.
そしてマイナンバーの申請手続は1ヶ月ほどかかるため,銀行口座開設までとても時間がかかってしまいます….
ですが,ありがたいことに留学生が銀行口座の開設が容易にできるように,各大学はそれぞれ提携先の銀行があり,その銀行であればBSNナンバーがなくても作ることができます.そしてフローニンゲン大学はING Bankと提携しています.(詳しい情報はこちら)

1月10日
必要なものをもって,近くのINGの店舗に行きました.店舗に入ったら真ん中に置かれているソファーに座って,店員が声をかけてくれるのを待ちます.しばらくしていると個室やカウンターに呼ばれて手続きが始まります.(英語で対応してもらえます)
このとき対応してくれた店員はフローニンゲン大学が銀行と提携していることをしらず,何回もBSNナンバーがないと開設できないと言われました.学校のホームページを見せたり,偉い人を呼んだり,たくさん説明してやっとわかってもらえました.

いろいろとごたごたはあったものの,なんとか銀行口座を開設できました.ING Bankの場合,口座維持費として月々数ユーロのお金が自動的に引き落とされます.なので店員に「今は口座にお金入っていなくて,しばらくは残金ゼロだけど大丈夫なのか?」と聞いたところ,「ちょっとくらい払えなくても大丈夫だよ,だれも気にしないよ.やっぱり日本人は真面目ね」と言われました.(これでいいのか?)

1月15日
自宅に大きさやデザインが異なる3つの手紙が別々に届きました.めんどくさいですがセキュリティの観点から仕方ないですね.
1つにはデビットカード,2つ目には暗証番号(PIN Code),3つ目にはインターネットバンキングや,スマホアプリで利用する際のアクティベート番号が入っていました.

1月16日
手順通りにデビットカードのアクティベート,インターネットバンキングのアクティベートを行いました.

twitterでもつぶいたように,ヨーロッパでは基本的に日本と違い,カードの暗証番号を自分で決めることができません.
でも,その方がセキュリティの面ではずっといいはずですよね.

1月17日
iOSアプリのアクティベートも終わりやっと銀行口座が使えるようになりました.(空っぽですが)

個人的にING Bankのマスコット?であるオレンジ色のライオンのデザインが好きです.デビットカードの右下についているマークはマスターカードのマークに似ていますが,Maestro(マエストロ)マークになります.似ているのには理由があって,Maestroは国際ブランドであるMasterCardが発行しているデビットカードブランドです.日本国内ではMaestroブランドのデビットカードは現在発行されていないので馴染みはないかもしれませんが,ヨーロッパではかなり強いブランドになります.

1月18日
大学側にお金を返してもらうように,Reclaim Formを記入し,提出.

1月26日
そしてやっとお金が自分の銀行口座に返金されました.これでスーパーでの買い物や食事,すべてデビットカードで支払うことができるようになりました.また,ヨーロッパ国内であればそのままカードを使うことができ,手数料も1%と安く,ATMで現地通貨を引き出すこともできます.超便利.

 

余談と注意事項

めでたく現地銀行口座を開設することができ,やっとオランダ市民に溶け込めるようになってきました.注意事項としては,街中に点在しているATMは基本的に引き出しのみで入金をすることはできません.入金をしたい場合は,INGの店舗や,入金対応しているATMまで行く必要があります.そして,INGのATMはオランダ語オンリーで,英語に切り替えることができません.僕はATMに並んでいる人が少ない時間を狙って,何回も試行錯誤して画面上の配置を覚えましたw
また,もう一つ注意点としてオランダではクレジットカードやデビットカードでの支払いをPINと言います.PINは暗証番号を意味するので,最初はなかなかわかりませんでした.日本では「現金のみ」という表記をよく見ますが,オランダでは「PIN ONLY」と掲げたお店も多くあります.

余談ですが,日本では地方銀行,三井住友SMBCで同じようにインターネットバンキングやスマホアプリを使っていますが,こっちのアプリは本当にわかりやすくて日本でも見習って欲しいくらいです.あと,日本ではあまり普及していない非接触決済のコンタクトレス(Contact less, payWave)がこっちでは普及していて,INGの場合25ユーロ以下の買い物はPINを打たずにコンタクトレスで支払えます.

Visa Contactless Payments | Visa より引用 (リンク)

三井住友SMBCデビットなんかはVISA payWaveに対応していますが,日本では数えるほどしか使ったことがありません.
(補足: コンタクトレスで支払える金額はアプリやインターネットバンキングのページから変更することができます)

だいぶ長くなりましたが,次回の記事ではBSNナンバーをもらえるまでの手続きをまとめて行きます.

実務訓練日記③ ~ロンドン旅行編②~

前回の記事はこちら↓

実務訓練日記②~ロンドン旅行編①~

どうも、yumaです。今回は前回の続きということで、ロンドン旅行3日目について書いていきますね。

ロンドン3日目

朝目覚めると、なんと宿泊先のお母さんとお父さんが朝食を作ってくれていました。エッグベーコンとソーセージとパン、一緒に来ているaruhi君いわく、これはまさにイギリスって感じの朝食らしいです。イギリスの母の味、おいしかったです。

そんな優しいお母さんお父さんとお別れし、地下鉄に乗ってロンドン最終日の観光が始まりました。

午前中に行った場所はここです。ザ・キングオブ博物館。そう…

大英博物館!!!

世界最大規模の博物館で、1日で全てを見ることはほぼ不可能と言われているほど展示物が多いです。実際僕も全部見ることは不可能だったので、色々な展示物を軽く眺めながら主要なものだけじっくり見ることにしました。

大英博物館の中に入ると、グレート・コートと呼ばれる大きなホールがあります。

で、さすがに主要なものだけでも全部紹介すると更に長い日記になっちゃうので、ほんとに少しだけ紹介しますね。

まずはこちら…

バステト神の化身 です。

バステトはパズドラみたいなソシャゲやってる人ならもちろん知ってますよね。大英博物館はこういったパズドラで出てくるような神様がいっぱい置いてあるので、パズドラが好きな人は意外と楽しめるらしいですよ。ちなみに大英博物館ではバステトにちなんだお土産が数多く売られているんですけど、その中でも特に人気のお土産がこちら。

The Britich Museum Shop (http://www.britishmuseumshoponline.org/invt/cmcn459830

めっちゃかわいくないですか?これ。後になって買えばよかったなぁと後悔してます。

そして、大英博物館最大の目玉といったらこれですよね。

ロゼッタストーン!!

ロゼッタストーンはヒエログリフ、デモティック、古代ギリシア語の3つの言語で書かれていて、なおかつ保存状態が良かったために古代エジプト文字 (ヒエログリフとデモティック) の解読に繋がったとされています。このロゼッタストーンは大英博物館で一番の人気を誇っており、僕が見に行ったときもロゼッタストーンの周りは人でいっぱいでした。

で、このロゼッタストーン。発見されたのは1799年で、フランス軍によって発見されました。要塞を築くための工事をしている際にその地方にある神殿から石材を流用してたらしいんですけど、その際に下っ端兵士が何か変わった石があるんだけどって感じで発見したらしいです。つまりこのロゼッタストーンが要塞の石として使われなかったのはこの下っ端兵士のおかげということですね。

また、大英博物館のショップにはロゼッタストーンにまつわるお土産もいっぱい売っています。その中で僕が購入したのはこちら。

ロゼッタストーンタンブラーです。

これめっっっっっちゃ良くないですか???思わず一目惚れして買ってしまいました。今ではオランダの研究室でコーヒーを飲む用としてガッツリ使わせていただいております。日本に帰ってからも研究室で使おうと思います。やったね。

なんだかんだで3時間ぐらい大英博物館をうろうろしててお腹が空いちゃったので、そこら辺でお昼ご飯を食べることに。で、せっかくイギリスに来たのでアレを食べておこうと。

フィッシュアンドチップスです

イギリスのフィッシュアンドチップスは頼むときに魚の種類を選ぶんですけど、種類がめちゃめちゃ多くて初見じゃ絶対選べないです。今回は一緒に来ているフィッシュアンドチップスマスターことaruhi君オススメのcod(タラ)を注文しました。

食べてみると、サクサクの衣の中に柔らかいタラの触感を感じることができて、とても美味しい。モルトビネガーをかけると少しさっぱりとした味になり、また美味しい。イギリスに来たら1度は食べてみるといいと思います。ただサイズがまあまあ大きいんで小食の方は気を付けてくださいね、僕は正直全部食べ切るのはとてもつらかったです。

胃がはち切れそうになりながらバスに乗り、ウォータールー橋辺りで降車。ここからはテムズ川沿いを歩きながらビクトリア駅まで行きます。

土曜日だということもあり、テムズ側沿いは多くの人で賑わっていました。ストリートパフォーマーがラップや歌を歌っていたり、中には大きなシャボン玉を作って子供たちを楽しませている人もいて、ただテムズ川沿いを歩くだけでも結構楽しめました。

また、テムズ川沿いにはロンドン・アイという大きな観覧車があり、ロンドンの街並みを空高くから一望することができます。ただ、24.3ポンド (約3,700円)という安いとは言えない値段にびびって僕は乗りませんでした。

テムズ川に架かるウェストミンスター橋を渡るとウェストミンスター宮殿とビッグベンがあります。ただ、僕が行ったときは工事中で、大きな時計も柵に覆われちゃってました。残念。

夜に行くとライトアップされてとても綺麗らしいので、誰か僕の代わりに写真撮ってきてください。

ウェストミンスター橋を渡って少し歩くとウェストミンスター寺院があります。もっとちゃんと写真撮ればよかったなと後悔。

ここからしばらく歩いてビクトリア駅に到着。ここからバスでガトウィック空港へと向かい、Airbnbで予約してあるガトウィックのお宅に一泊。朝早くのアムステルダム行きの便に乗り、ロンドンに別れを告げました。

ということで、実務訓練前のロンドン3日間の旅が終わりました。すごい楽しかったんですけど、もうちょっと色々見たかったなーっていう気持ちはありますね。時間があったらグリニッジ天文台行きたかったんですけどね。まあ色々見たかった気持ちはロンドンに残して、またロンドンに来た時にでも拾いに行こうと思います。

ありがとうロンドン、また来ます。

長くなりましたが、これにてロンドン旅行終わりです。次回からは実務訓練先のフローニンゲンでの生活について書いていきます。それでは。

あとがき

どうでもいいんですけど、ロンドンからの帰りの便で隣に座った男の人が、体めっちゃ大きくてすごく怖かったんですよね。

で、その人飛行機が離陸するまでずっとパソコンでゲームやってたんですよ。でも離陸直前になって客室乗務員にパソコン閉じろって注意されてその時はパソコン閉じたんですけど、ゲームが結構いい所だったのか注意されたあとにこっそりパソコン開いてゲームやろうとしたら即注意されてて、泣く泣くパソコン閉じてたのがちょっとかわいかったです。

ほんとにどうでもいいですね。

実務訓練日記② ~ロンドン旅行編①~

前回の記事はこちら↓

実務訓練日記① ~日本出発&アムステルダム到着編~

どうも、yumaです。今回は前回の続きということで、実務訓練前に行ったロンドン旅行について書いていきますね。短くまとめるのが苦手なタイプの人間なので、今回も無圧縮のクソ長い日記になります。で、さすがに長すぎるなーって思ったのでロンドン旅行編は2つに分けて書きました。てことで、この記事はロンドン旅行1,2日目についでです。

ロンドン1日目

アムステルダムの荷物を預かってくれるお店にキャリーバッグを預け、来るロンドン旅行に向けて荷造り。今回は飛行機代を抑えるために手荷物だけでロンドンへ向かうため、リュックに3日分の衣類を詰め込みます。おかげでリュックの大半をヒートテックと下着、靴下が独占。リュックを背負っていると後ろからカッターで切られて荷物を盗られることがあるらしいんですけど、おそらく自分のリュックを切っても出てくるのはヒートテックの山なので、やられたら逆に犯人に同情しちゃいますね。

そんなパンパンのリュックを背負い、スキポール空港へ。出発までまだ時間があったので、500mlで300円のクソ高いただの水を飲みながら待ちぼうけ。20時間のフライトの影響もあってか、大分疲れてて早く飛行機来てくれ~~~~~~って感じでした。

が、もうすぐボーディングの時間だというのに飛行機は来ず。そしてここで悪い知らせが。

飛行機の出発時刻が1時間遅延するというお知らせ。既に時刻は21時。疲れからか眠気はMAX。この状況での1時間遅延はまさに絶望の淵へと叩き落すようなものでした。とてもしんどい。

眠気と死闘を繰り広げること1時間、ようやく飛行機に乗り込むことができました。で、気づいたらロンドン着いてました。おそらく自分のシートに座ってから即眠りに落ちたんでしょうね。

時刻は夜中の12時、降り立ったのはガトウィック空港。ロンドン中心部から少し南に離れたところにある空港です。さすがにこんな夜遅くにロンドン中心部には向かえないので、Airbnbで予約してある空港近くのお家で一泊しました。シャワーとふかふかのベッドがとても気持ちよかったです。

ロンドン2日目

さあいよいよロンドン観光の始まりです。まずは電車に乗るために人生初めてのPasmo的なICカードをロンドンで作りました。これです。

Oysterカードっていう、ロンドン市内でしか使えないICカードです。でもロンドン市内を地下鉄で移動したりするときには大変便利なカードです。改札をスムーズに通過できたり、バスにも使えたりするんですけど、自分が一番便利だなと思ったのは、ある一定の値段を1日で使うとそれ以上は請求されないという点ですね。しかもその一定の値段の設定が良心的で、中心部のみをグルグル回るだけならどれだけ乗っても6.5ポンド (1ポンド151円計算で約1000円)しかかからないんです。(ロンドンの地下鉄についての詳細はここを見るといいと思います https://blog.traveloco.jp/tp-london-subway/)

まさか人生初めての交通系ICカードをロンドンで作るとは思いませんでしたが、大変便利だったので日本帰ったらPasmo的なやつ作っとこうかなと思います。まあ日本だと電車ほとんど使わないんですけど。

さあこれで地下鉄乗り放題になったところで観光ですよ!!前から行きたかった場所へ地下鉄で向かいます。

目的地へ向かう途中、時間もお昼の1時を回っていてさすがにお腹が空いたのでレストランへ。メニュー見たんですけど料理名見てもよく分からなくて使われてる材料しか判断材料が無かったので、とりあえずカレーって書かれてる分かりやすいやつを注文。

当たりでした。カレーの安定感すごい。それとオレンジジュースもおいしかったです。前々回ぐらいの記事でイギリス料理は不味い的なこと書いたと思うんですけど、冗談抜きでおいしかったです。とても良かったです。値段が日本の2倍以上だったことを除いては。

胃も幸せになったところで、遂に目的地に到着しました。こちらです。

エミレーツスタジアム!!

ロンドン行けるってなってからずっと行きたかったんですよ~~~~~~

このスタジアムはロンドンのサッカークラブ「アーセナル」の本拠地です。試合が無い日は見学ツアーをやっていて、結構奥まで入ることができます。

正直めっちゃアーセナルが好きってわけでもないんですけど、海外のサッカークラブのスタジアムの中に入る機会なんて滅多にないので、来ちゃいました。

見学ツアーの料金は大人は22ポンド (約3,350円)、学生だと17ポンド (約2,600円)になります。日本の学生証でも学生料金で入れるのが嬉しいですね。見学ツアーは音声ガイドを聞きながら見て回るスタイルです。日本語も用意されているので英語が聞き取れない人にも安心です。僕も安心しました。

VIPルームや選手入場口などを見回ったあと、実際にアーセナルの選手が使っているロッカールームに!

ここには実際のユニフォームがかけられていて、恐らくその選手が実際にその場所を使ってるんだろうなーって感じです。また、このロッカールームの近くには監督室があります。

アウェー側のロッカールームも見ることができ、ここにはプレミアリーグ全クラブのユニフォームがかけられています。

そして遂にピッチに出るときがやってきました。選手さながらにピッチ前のトンネルをくぐります。

 

長い長いトンネルを抜けるとそこは…

ウ”ワ”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ーーーーーーーッ!!!!!!!!!!

やっぱり実際に目にすると迫力がありますね!!ちょっと日も落ちてきて暗くなってるおかげでライトがついてて、より一層綺麗に見えました。

ピッチ内に入ることはできないんですけど、実際に監督や控え選手たちが座るベンチには座ることができます。

時間も無くなってきてしまったのでピッチを後にし先へと進むと、選手が取材を受けるときのスペースに入ることができました。今更ですがアーセナルのユニフォームを着てヒーローインタビューを受けているかのような写真を撮りたかったですね。やればよかったなぁ。

見学ツアーの最後には報道陣用ルームがあり、報道陣対応を受けている監督風写真を撮影することができます。

…ということで楽しい楽しいエミレーツスタジアム見学ツアーが終わりました。

帰りにショップに立ち寄って友達から頼まれていたエジルのユニフォームを買ったんですけど、長袖って言われてたのに半袖買っちゃってて、正直すまんって感じです。日本帰って渡すときにでも謝ろうと思います。もしこれを見てたらすまん。ちゃんとプレミアリーグ公式エンブレムも袖のとこに着けたから許してください。

エミレーツスタジアムを後にして、Airbnbで予約してあるお家へ。晩御飯はこのお家の近くにあるベトナム料理屋で食べたんですけど、これがまたとても美味しい。値段は…忘れましょう。

ちなみにまたカレーです。昼夜2連続カレーだったんですよね、おいしかったからいいんですけどね。

時刻はすっかり夜の22時。明日はどこに行こうかなぁと考えながら夢の中へ…

 

ロンドン旅行編②へ続く。

オランダ市民への第一歩② ~現地電話番号の準備 編~

※ 記事中の情報は2018年2月のものです.詳しくは大使館,オランダ移民管理局,現地銀行ページの情報などを参考にしてください.

どうも,オランダ・フローニンゲンのある日です.
一週間ほどオランダを離れて,ノルウェーやドイツに行っていました.前回の記事に引き続き,オランダ市民になるための手続きなど,来年の後輩のためにも真面目に書いて行きます.

居住許可証の取得

現地電話番号の準備 (この記事)

銀行口座の開設

BSNナンバーの取得

 

現地電話番号の準備

オランダに限らず,ヨーロッパで生活を始めるための第一歩になるのが現地電話番号の取得です.
銀行口座の開設,市役所での住民登録,(フローニンゲン大学の場合は)学校で研究室の鍵を借りるときにも,必要になってくるので早めに取ることをお勧めします.国によって携帯番号取得の難易度には大きな差がありますが,オランダではかなり簡単に現地の電話番号を取ることができます.

 

オランダでの電話番号取得

オランダで携帯電話を使おうと思った場合,いくつかの選択肢があります。

  1. 日本の携帯電話を国際ローミングして使う.
  2. 現地のキャリアと契約し,新しく携帯を購入する.
  3. SIMフリー端末に,オランダのプリペイドSIMカードをさして使う.

まずは,論外ですが一つ目の日本の携帯電話を国際ローミングして使う方法についてです.自分が使っている電話番号をそのまま滞在先のオランダで使えるのはメリットですが,とてつもない通話料金を請求されることになります.

docomo オランダでの携帯利用-海外サービスエリア検索 より引用 (リンク)

docomoに限らず,日本国内のキャリアの国際ローミングサービスを使用した場合,これくらいの利用料金がかかってしまいます.
SMS一通100円はあまりにも現実的じゃないです….

次に現地のキャリアと契約し,新しく携帯を購入する方法ですが,オランダの場合利用料だけを見ると悪い選択肢ではないのかもしれません.しかしながら,オランダ国内のキャリア(NL KPN,voda NL)に電話で確認したところ,どちらも銀行口座が必須で,BSNナンバー(オランダのマイナンバー)が求められることもあるそうです.この記事の冒頭で述べたように,銀行口座の開設,BSNナンバーの取得に携帯番号が必要です.にも関わらず,電話番号の取得に銀行口座やBSNナンバーが必要となると無限ループに陥ってしまい,いつまでたってもオランダ市民になることはできません.

そこで,SIMフリー端末に,オランダのプリペイドSIMカードをさして使う方法が一番現実的です.
プリペイドSIMカード自体は,スキポール空港,アムステルダム中央駅をはじめとして,街中のいたるところで無料で手に入り,プリペイド残高がなくなった場合の追加入金(Top-Up)も,スーパーや,携帯アプリからいつでもすることができます.
オランダ国内(に限らずヨーロッパ全土)のプリペイドSIMカードでダントツで知名度があるのがLebara mobileで,今回もこのLebaraのSIMカードを利用しています.

 

Lebara SIMの利用手順

手順を説明するほどではないですが,まずはSIMカードを購入します.空港や大きな駅だけでなく,スーパーマーケットや家電量販店で買うことができます.

空港などスタッフがいるところではアクティベーションとAPNを設定をやってもらえますが,スーパーで買った場合は自分でする必要があります.一部AndroidのスマホではLebaraのアクセスポイント名(APN)を設定する必要がありますが,最近の携帯であれば自動的に設定されるはずですが,一応記録としても残しておきます.

APN名Lebara
アドレスmultimedia.lebara.nl
ユーザ名(空欄)
パスワード(空欄)
MCC204
MNC08

アクティベーションは勝手に送られてくるSMSの手順に従えば10分もしないうちに,音声通話,データ通信ができるようになります.超簡単.
最初に購入した時点で,音声通話,データ通信のプリペイドがおまけ程度でついてくるので,あとはTop-Up(チャージ)をすればいくらでも使えて,格安でオランダ国内の電話番号が取得できます.Top-Upも残高確認もアプリを入れれば簡単にできるので,お勧めです.

また,Lebara mobileは追加料金無しで他のヨーロッパの国で国際ローミングすることができるので,隣国へ観光しに行くときも役立ちます.

今回書いた電話番号取得の記事が何らかの機会にオランダを訪れるという人にとって役に立ったら嬉しいです.
次回も真面目に銀行口座の開設,BSNナンバーの取得と硬い記事を書いて行きます!

オランダ市民への第一歩① ~居住許可証の取得 編~

※ 記事中の情報は2018年1月のものです.詳しくは大使館,オランダ移民管理局,現地銀行ページの情報などを参考にしてください.

ある日です.
オランダのフローニンゲン(Groningen)にやって来てから,もう少しで3週間経とうとしています.
半年と比較的長い期間オランダに住むので,いろいろと手続きやら準備やらに追われていました.

オランダに留学する後輩,同じようにフローニンゲンに住む人のために色々とまとめてみます.
以下の全4編になる予定です!

居住許可証の取得 (この記事)

現地電話番号の準備

銀行口座の開設

BSNナンバーの取得

 

居住許可証の取得

オランダに3ヶ月以上滞在する場合,Residence Permit(居住許可)を取る必要があります.詳しくは過去の記事でも見てください.

申請の大まかな流れはこんな感じになります (Study Visaの場合):

  1. 航空チケットを買う
  2. (留学の場合) 英語に翻訳された卒業証明,成績証明などを郵送.
  3. 現地の大学経由で居住許可の申請を行う
  4. Appendix Antecedentsなど書類を送る
  5. 手数料と現地滞在費を送金 (滞在月数 × 900€)
  6. 居住許可が下りる
  7. オランダに到着
  8. オランダ移民局 (IND)で指紋などの提出
  9. 在留カードの受け取り

 

9月〜
事前に提出する書類などは,現地の大学の指示に従えば問題ないと思います.留学をする場合は英文証明付きの卒業証明書,成績証明などが必要になってくるかもです.
(オランダに限らず)ヨーロッパ全般的に仕事や対応が時間がかかるので,わからないことがあった時は根気強く,時間に余裕を持って聞くのがいいと思います.
少し勇気はいりますが,直接現地に電話をかけちゃった方が,向こうの人も親切に対応してくれます.メールではあんなにツンツンしてるのに,電話するとデレます.いわゆるツンデレです.

12月
現地大学の国際交流課(正確には Immigration Service Desk)と何回のメールと電話でのやり取りを経て,12月中旬には居住許可が下りて,オランダに住めることになっていました.
ビザを取る必要がない日本人にとって,ここまでくれば面倒ごとはほぼ終わりです.

オランダ入国
飛行機でオランダに到着して,入国の際にこのApproval Letterの提示を求められました.余談ですが,一緒にオランダに入国したyumaくんがここで色々とやらかしてくれたせいで,一悶着ありましたが無事に入国できました.やらかしてくれたyumaくんの記事

オランダに到着をしたらすぐに居住許可証(日本でいう在留カード)がもらえるかと思えば,そういう訳ではありません.オランダ入国管理局(IND)に行き,指紋データ提出の手続きを行う必要があります.これが本当にめんどくさい…

入国管理局のサービスデスク自体はオランダ全土の大都市を中心にいくつかあり,場所と営業時間は

IND desks and offices

で見ることができます.

僕の場合は一番近い場所でも,フローニンゲンから電車で片道18€,1時間かかるZwolle(ズウォレ)だったので,アムステルダムに到着したら,その日に手続きを済ませちゃうのも手かもしれません.

INDに行くと,整理券を渡され,厳つい職員と警備員が見守る中しばらく待たされます.整理券を受け取った後は個室に呼ばれ,指紋データの提出と居住許可証に載る写真の撮影を行います.担当してくれたお姉さんが何回も「この写真でいい?」とか「日本語読めないけど,サインはこれでいい?」って聞いてきてくれたので,何回か撮り直しをさせてもらえましたw

手続き自体は10分ほどであっさり終わって,担当してくれたお姉さんと世間話をしてました.
居住許可証が出来上がったら,大学を通じて連絡があるらしく,受け取りのためにまたZwolleまでくる必要があります.その際はパスポートが必須なので忘れないようにしないとですね,,,

(3週間が経とうとしている今,まだ学校から連絡はありません….もう少し気長に待ってみます.)

まだ居住許可証の受け取りはできてませんが,カードの受け取りができたら,紹介したいと思います!次の記事では,いろんな手続きに必要になってくる現地電話番号の取り方について書くつもりです.あと,ツイートで振り返るオランダ滞在日記も書きたい!!