投稿者: shirai (2018年度)

ダルムシュタット前哨戦・痔闘病篇②

この記事は生々しい表現を多く含みます。閲覧注意。

前回の続き

いざ、病院へ

病院に行くことを決意した僕。お尻は常に痛い。パソコンで調べた最寄りの肛門科に尻を浮かしながら運転して向かう。
焦燥感を胸に受付で問診票を受け取る。受付のお姉さんが可愛すぎてHP-500。
問診票を書いた後、ロビーで待つこと1時間。僕の名前が呼ばれる。
診察室に入るやいなや看護師さんから悪魔の一言。
「お尻を出して横になって下さい」
OSHIRIWODASHITEYOKONINATTEKUDASAI。show me your butt.
さて、どうしたものか。
なんて考える間もなく問答無用で診察台に寝かされ、薄い紙きれ一枚を腰にかけられ下着をおろす。
そして腸カメラ検診のため浣腸を注入することに。逆流する異物感。
くせになりそう。
注入後はトイレにこもってげろげろばー。
すっきりした後はカメラ検診。カメラと診察台がある部屋に通され羞恥心に押しつぶされそうな最中、先生が訪れる。
触診が始まりかすかに聞こえた「こりゃひどい」。それに続いてカメラの挿入感。すべてが新感覚でした。
触診後は待合室で待機、そうこうしていると再び診察室へ。
溜息をつきながら先生が椅子に座り「よくこんな状態になるまで放置してたね」と。

診断結果はレベルⅣの痔核の脱出。いぼ痔の症状としてはレベルマックスだそう。経験値稼いだ記憶はない。今すぐ手術を要する状態とのこと。

 

Goligher分類

痔核の進行度を表す目安としてGoligher分類というものがあります。詳しくは下図参照。

四日市羽津医療センターより引用

僕の場合はⅣ度の内痔核に加え血栓性外痔核もあったのでそりゃ大惨事なんでしょうね。
出血はなく痛みも我慢できる程度だったのが幸いして無理をしていたみたいです。

当然手術をお願いしたのですが、そこは名医の先生で手術の順番待ちをしなければならないらしく手術日は最短でも12月半ばになり完治は3月頃になるんだそう。
1月に出発しなければならないことを伝えると「ホントにやめた方がいい、出来ることなら完治してから行ってほしい。」
青ざめるのが自分でもわかりました。

家に帰り解決策を練る。ひとまず片っ端から病院に電話をかけることに。

その③へ続く

ダルムシュタット前哨戦・痔闘病篇①

この記事は生々しい表現を多く含みます。閲覧注意。

自己紹介

こんにちはshiraiです。来年1月からドイツはダルムシュタットへ海外インターンで行くことになりました。備忘録ではありますが記事を投稿することで皆さんと情報共有できればと思います。

 

出発前準備

ドイツへの旅行券や宿泊先等,色々準備するものはたくさんありますが,それらについては他の投稿者たちが丁寧に書いてくれているので自分は別の視点から海外渡航準備について記していきます。

ずばり。自分の体調は万全ですか?

ある日の学校帰り,僕は研究室の仲間と焼肉を食べに行きました。
それはそれは幸せなひと時でした。満腹感に包まれて眠りについた次の日,腹部の違和感が朝日とともに訪れました。
昨日までとはっきり異なる腹部の膨張。そうです食べ過ぎです。
トイレに入っても水下痢ばかりで消化不良なのは火を見るよりも明らかでした。
幾度となくトイレを往復し下痢が収まりかけたその瞬間,肛門に激痛が走りました。
恐る恐る肛門付近に指を近づけると突起物のようなものが。

 

いぼ痔

いわゆる肛門外側付近にできたいぼ痔の名称を外痔核と呼びます。こちらは皮膚にできる痔のため痛みを伴います。一方で痛みを伴わない肛門内側に発生する内痔核もあります。内痔核は痛みを伴わないため自覚症状のないまま暮らしている人もいるようですね。どちらの痔も血流が滞ることによって血管がうっ血し,膨らんで出現するようです。また,内痔核にも肛門外に脱出する場合があり,その場合は排便後自然に戻るか手で押し込めば戻ります。戻らないものは外痔核と診断されます。

実を言えば,以前から押し込んだら戻る程度の痔は何度も発生していました。しかし今回のは何度押し込んでも戻らない。それどころかめちゃくちゃ痛い。意を決して病院へ。

 

 

その②へ続く